道の駅をつくろう

 学校周辺に「道の駅」が建設予定で、生徒たちの間でも話題になっています。では、自分だったらどんな道の駅にしたいでしょうか?「イマドキ高校生」「旅が好きな20歳」「子どもが生まれたばかりの30歳お父さん」「道の駅の隣に住む40歳主婦」「近所に住むお年寄り」のうち、いずれかの立場になりきって、必要な施設・設備を考えてもらいます。

 実際の授業では、右の写真のように、全国の道の駅の中から、特徴的な事例を紹介し、必要な施設・設備を考えるヒントにしました。

 考えたアイディアを、同じ立場になった人同士で共有し、その後、右の写真のように全員で輪になってボールを回しながら対話していきます。最後は、ある程度の形にしていきますが、必ずしも「結論はこれだ!」というものが決まらなくてもOKです。

 

《このワークショップの目的》

(1)立場によって利害が異なり、様々な要望・意見が存在するということを知る。

(2)(1)の利害を調整するのが政治であることを知る。

(3)若者の投票率が低くなっており、若者が投票に行かないとなると、今回でいえば高校生や20歳、30歳の人たちの意見が反映されにくくなる。だからこそ、投票して声を届けなくてはならないということを理解する。


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道の駅ワークショップ
授業で使用したワークシートになります。
活動に取り組みやすよう、以下のとおりユニバーサルデザインの考え方も取り入れています。
 1 冒頭に本時の流れを示し、見通しを持って授業を受けられるようにしました。
 2 発表しやすいようなフォーマットを準備し、話すことが苦手でも発表しやすいようにしました。
 3 「考える」「話す」などの活動をイラストを交えて示し、現在どんな活動をすればよいか、視覚的に理解しやすいようにしました。
 4 振り返りの欄を設け、話しっぱなし、やりっぱなしでなく、本時の内容が形として残せるようにしました。また、話すことが苦手でも、最後のスペースに記入することで、多様な考え方を評価できるようにしました。
道の駅ws.pdf
PDFファイル 144.3 KB